『じゃ、始めるよ! 竜宮レナ、一世一代のがんばり物語を……!』
…今日の部活は水鉄砲をつかったサバイバルゲーム。 優勝の行方は、強敵・魅音を倒した圭一と、 最後に残ったレナとの一騎討ちに委ねられる。 果たしてオヤシロさまはどちらに微笑むのか!?
…その後、エンジェルモートでの大・罰ゲーム大会。 クラスメートや入江を巻き込んでの大騒ぎに、 いつもと変わらない様子を装うレナだったが、 その裏にはある悩みが影を潜めていた…。
『夢とか幻とかじゃない!! ましてや手遅れでも何でもない!! レナにはまだ選べる選択肢が残ってるんだ! だから選べ!!』
…レナは知ってしまった。
父の愛人が、間宮リナが、 父をだまして大金を強請り取ろうとしていることを。
ダム工事現場跡のゴミ山、 そこはレナにとって唯一の安らぎの場所… そこへやって来たリナは父との再婚話を切り出す。 それはレナの心の傷を無情に抉る。
そしてそれが“引き金”だった…。
『たぶん、オヤシロさまの復活… それが奴らの最終目的…』
…富竹が死に、鷹野が鬼隠しに遭う… 今年も起こるべくして起こってしまった連続怪死事件。
翌日、この世界で大石が呼び出したのは果たしてレナだった。
レナには思い当たる節があった…図書館で鷹野三四に会い、 彼女の研究するオヤシロさま伝承を聞かされたこと。
それは奇妙にもレナの体験と一致する内容だった。 鷹野に“同志”と認められ、 秘蔵のスクラップブックを託されたこと。 そしてそこに書かれた、恐るべき「陰謀」のこと…。
『実はね、寄生虫の正体は……宇宙人なの』
…レナから連続怪死事件の“真相”と その黒幕に関する情報を得た大石は、 「レナが園崎組に狙われて雲隠れした」という報せを受け、 身柄の確保へ乗り出す。
しかしその園崎組は魅音からの指示で レナを警察から匿うべく動いていたのだった。
単独行動を続けるレナを説得する圭一だったが、 レナに自らの過去を暴かれ、一蹴されてしまう… 果たしてレナの孤独な戦いの行方は…!?
『それでも信じさせたいってんなら…… 俺たち部活メンバーには、 簡単な信じさせ方があるじゃねぇかよ?』 『……勝った方が正義、ってことだね!』
…突然学校へ現れたレナ。
巨大な鉈を手に、クラスメート全員を人質に取って立て篭もり、 警察へ真相究明を要請する。
そして19時までにそれが果たされない場合、 教室を爆破して全員殺害する、と… その覚悟は本気であり、狂気であった。
圭一は大石や部活メンバーの助けを得て、 レナに立ち向かう… 果たしてその狂気からレナを解放してやれるのか?
…そして惨劇の結末は!?